健康・スポーツ科学の領域のなかでも特に運動生理・生化学を専門としています。骨格筋の肥大・萎縮・損傷について遺伝的・環境的な観点から研究を進めています(詳細は研究プロジェクトをご覧ください)。
私たちの研究は、アスリートの競技力向上や早期の競技復帰だけでなく、子供の体力向上や高齢者のサルコペニア(注:加齢に伴って生じる骨格筋量の減少と筋力の低下)対策などに応用可能です。企業と共同で進めている研究では、遅発性筋痛(いわゆる筋肉痛)、炎症、筋疲労を軽減するサプリメントを開発しました。最近では、がんサバイバーの方への運動プログラムの開発も進めています。基礎的・実践的な研究を通じて皆さんの健康づくりに役立ててもらえればと思っています。